よくある和室から洋室へのリフォーム工事
業者に見積もりを依頼する前にこちらの記事でサクッと予算を確認しましょう!
和室6帖のリフォーム費用相場は¥679,000円+消費税です!
ここではその内訳とどんな工事をしたらいくらぐらいになるかご紹介します。

見てってね!

和室から洋室にするメリット
当たり前ですが畳からフローリングになります(笑)
ですがこのメリットがかなり盛りだくさんなんです!
畳はダニの温床の場合がある
築30年くらいの古い畳だと藁床(ワラドコ)という藁100%で出来ている畳が多いですが、この畳は年1回くらい干さないと虫が湧きやすいです。
昔の人は結構やっていたようですが今ではする方はかなり少ないです。
特に畳の上にジュータンなどを敷いてそのままだと高確率で畳の下に虫が湧いてます。
もしなんとなくこの記事を見られた方は自分の家は大丈夫か確認して見ましょう!
築年数が比較的新しい建物の場合は建材畳(スタイロ等)の畳で虫が寄り付きづらいので基本的にはそのままで大丈夫です。
畳をめくるついでにシロアリの点検ができる
畳をめくるついでにシロアリもいないか確認しましょう!
もしいなくても畳をあげたついでに、最低でも床下に潜らなくてもシロアリの薬を塗れる部分は床をふさぐ前に必ずシロアリ薬の処理をしてもらいましょう!
もしシロアリがいる、または怪しい場合は業者に相談するか
こちらの記事シロアリがいたらどうすれば良いのか?対処法は?【シロアリ駆除】
を是非一度ご覧いただくことをオススメします。
床下に断熱材を入れることができる
畳の下は比較的新し建物でもない限り断熱材は入っていません。
畳だとあまり床下からの寒さを感じづらいと思いますが、フローリングにすると冷たく感じます。
必ず断熱材を入れてもらうようにしましょう!
壁を真壁から大壁にする場合スキマ風が減る

真壁とは:柱が見えていてその柱と柱の間に塗り壁などがある状態

大壁とは:柱が見えずまっすぐな壁の状態
古い建物で真壁の場合壁にスキマが出来とても冬が寒い家が多いです。
壁を大壁にするだけでそのスキマが減り断熱効果がUPします。
欲を言えば薄い断熱材でも壁に入れるとかなりの断熱効果が見込めます。
天井の雰囲気が暗い
場合によっては「和室天井の雰囲気が好き」と言う方も見えますが
一般的には暗く見えてしまう傾向にあります。
そんな時は今の天井の下に新しい天井を作って
今風の洋室にして明るくすることも出来ます。
使いづらい昔ながらの押し入れ
昔の押し入れは布団をしまうために中段と言う棚がついているのが一般的ですが、今ではなかなか使いづらいです。
和室のリフォームではこの押し入れを今風の折れ戸のクローゼットに取り替え出来ます。


メリットがいっぱいだね!
リフォーム相場費用公開
ここでは大まかに金額を出しています。
通常の見積もりはもっと細かく出してもらうにしてもらいましょう。
6畳和室【床】相場費用
6畳和室の床のリフォーム工事相場費用は
工事まえの状態が良い場合¥110,000円+税が相場価格になります。
工事まえの状態が悪い場合¥200,000円+税が相場価格になります。
畳を撤去しその上に床フロアーを貼った場合
比較的状態が良い和室の場合はこちらになります。
畳運搬処分¥15,000円
大工費用¥30,000円
材料費¥15,000円
(断熱材・床下地材)
フロアー材料¥30,000円
シロアリ薬塗り¥10,000円
諸経費清掃費等¥10,000円
¥110,000円+税が相場価格になります。
床が斜め・シロアリの被害が有る【大引きから取り替え】
床がななめなどの状態が悪い和室の場合
基本的には床下から直していく必要があります。
床下地畳撤去処分¥40,000円
大工費用¥60,000円
材料費¥40,000円
(断熱材・床下地材)
フロアー材料¥30,000円
シロアリ薬塗り¥10,000円
諸経費清掃費等¥20,000円
¥200,000円+税が相場価格になります。
6畳和室【壁と天井】相場費用
こちらは真壁から大壁に今の和室の天井の下にクロスの天井をする工事の場合
相場費用¥165,000円+税になります。
壁と天井内訳
大工費用¥60,000円
材料費¥40,000円
クロス費用¥50,000円
電気工事¥40,000円
照明器具¥9,000円
諸経費清掃費等¥19,000円
相場費用合計¥218,000円+税になります。
6畳和室【壁】相場費用
こちらは真壁のまま柱と柱の間にベニヤ板を貼り
真壁のままクロスに仕上げた場合
相場費用¥70,000円+税になります。
壁内訳
大工費用¥30,000円
ベニヤ材料¥10,000円
クロス工事¥30,000円
相場費用合計¥70,000円+税になります。
押し入れをクローゼットに取り替え
昔ながらの押し入れを取り替えた場合は
相場費用¥209,000円+税になります。
クローゼット工事内訳
解体費用¥30,000円
大工費用¥60,000円
材料費¥20,000円
クローゼット建材¥50,000円
(枕棚+パイプ+折れ戸扉)
クロス費用¥30,000円
諸経費清掃費等¥19,000円
相場費用合計¥209,000円+税になります。

※上記写真のプランだと約+100,000円位価格UPします
入り口扉の取り替え
扉を4本取り替えた場合
相場費用¥142,000円+税になります。
扉内訳
建具扉一本作り替え¥33,000X4本
諸経費¥10,000円
相場費用合計¥142,000円+税になります。
和室6帖全体を洋室にリフォームした場合
今までの工事を単純に足していくと費用相場が出ます。
和室床¥110,000円
和室壁天井¥218,000円
クローゼット¥209,000円
扉取り替え¥142,000円
リフォーム相場合計¥679,000円+税です。
こちらの金額は現場の状況により増減していきますし選んでいく商品にも変わってきます。
ここから予算を削ることや逆にもっと高額になることもあります。
結構リアルな数字に近い形で出していますので通常リフォームを行うとこのくらいの価格帯になります。
ご参考にしていただけると幸いです。

ここを見たらある程度概算費用の計算できるね!
注意点やよくある質問
シロアリ被害も一緒に確認しよう!
途中でも説明しましたが和室の床下は本当にシロアリの被害がある場合が多いです。
被害がなくてもこのタイミングしかなかなか出来ないのでセットでやって貰うようにしましょう!
もし業社のシロアリ薬塗りが高くて予算を抑えたい場合は解体後に自分で塗るのも一つの手です。
これなら一万円以内で収まります。
そのまま床を塞いでしまうのはできる限り避けたほうが良いでしょう。
床の傾きは大丈夫?
和室は気付きにくいですがよくレベル(傾き)がわるい場合が多いです。
もし傾きを直す場合は床下からやりかえないとしっかり直すことが難しいです。
もちろん予算がない場合は現状のまま工事していく事は可能です。
どこまでこだわるか依頼する前に検討をしましょう!
床下に入れるところは他にある?
和室の部屋は畳をあげれば床下に入れますが
フローリングにしてしまうと入れなくなります。
他の部屋に和室がない場合や
床下点検口がない場合は和室の工事と一緒に
床下点検行を取り付けてもらいましょう!
和室の工事と同時期で行えば大体10,000円+αぐらいの価格になると思います。
別で依頼すると割高になる可能性が高いのでできる限り同時期に工事をしてもらいましょう。
カーテンレールは?
現状カーテンレールがついているのであれば最悪そちらを再利用しても良いですが和室だとカーテンレールがない場合もあります。
その場合は一般的なもので1箇所¥6,000円程度の費用が想定されます。
業者にカーテレールはどうなるか?確認をして見ましょう。
エアコンは大丈夫?
基本的には各部屋にエアコンがついていると思います。
もし工事箇所にエアコンがついている場合は仮撤去復旧で
約¥37,000円程度費用が想定されます。
業者にエアコンは大丈夫か確認をしてみましょう。
荷物移動は?
多少の荷物の移動は業者も無料でしてくれると思いますが
多いと加算されるかもしれません。
予算がない場合は自分で家具を動かすようにしましょう!
もし家具移動も依頼した場合人件費が2万〜と増えていく場合もあるので注意!
工事期間はどのくらい?
床だけの場合1日〜3日
壁天井の場合3日〜4日
クローゼットの場合3日〜4日
和室全体を行なった場合10日間程度は掛かると想定しておきましょう。
DIYはできる?
出来ます。
ですがここまで来るとかなりの難易度です。
綺麗に仕上げようと思うとかなりの技術も要りますし
ここでは語り尽くせないほどの建築のおさまりを説明することになります。
最低でもこちらの記事これからDIY始める方必見!道具名称|使い方【15選】
の道具を全て揃えている必要があります。
このぐらいの工事ですと業者の方が安くて綺麗な場合の方が多いので
自信がよほどない限り業者に依頼しましょう。
業者によってかなり価格は変わる!
業者によっては価格はもちろん仕上がりや対応など大きく変わってしまいます。
必ず小さな工事でも相見積もりを取るようにしましょう!
こちらの記事建築のプロ直伝!お勧めリフォーム見積もりガイド
でオススメの値引き交渉術や危険な営業マンをご紹介していますので
よければこちらもご覧ください。

まとめ
- 和室から洋室することでメリットは盛りだくさん
- 予算相場は部屋全体リフォームの場合約67万円程度
- シロアリの薬も一緒に工事をしよう
- 床の傾きはどうするか検討しよう
- 床下点検口は必要ないか確認をしよう
- カーテンレール・エアコンなどの備品も確認しよう
- 荷物移動を業者に頼むと費用が発生する場合も事前に確認しよう
- 工事期間は1日〜10日は想定しておこう
- 業者への見積もりは必ず相見積もりを行うようにしよう
さいごに
いかがでしたでしょうか?
現代ではほぼ和室は一部屋しかありませんが
築30年くらいだとほぼ半分は和室ですね。
今はやはり洋室の方が使いやすい場合が多いので
和室から洋室へのリフォームもぜひ検討してくださいね!
ここまで読んで頂けた方、ありがとうございました!
当サイトではお家に関する役立つ情報を掲載していますので
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